高崎山自然動物園その②です。
ここでは高崎山自然動物園の猿寄せのきっかけやいつ始まったのか?
そしてシャーロットちゃんの現在や、幸せジンクスについて書いていきます。
高崎山自然動物園その①を読んだついでに、目を通していただくと更にお得が増えると思います。
目次
●高崎山の猿寄せはいつから?どんなきっかけ?
高崎山自然動物園の猿寄せのきっかけというのが、終戦後の高崎山周辺の田畑への被害でした。
そりゃそうですよね、猿たちも必死に生きようとしているのですから、そういうことも起こりうるということです。
そこで当時の大分市の上田保市長発案で、自ら猿寄せを試みたのが始まりでした。
猿寄せ開始が昭和27年11月26日、ホラ貝等を吹いて猿寄せをしていました。
そして昭和28年3月15日に正式に開園となりました。
素晴らしいですね、上田保市長!
農作物被害があったからと猿を追いやるのではなく、共生していこうという考え方。
自然の猿を餌付けするなんて、当時としてはなかなか斬新な考えだったと思います。
いまではホラ貝がなくても、ちゃんと猿たちは高崎山から降りてくるし、それが大分市の観光の要になっている。
まさに猿と人間、ウィンウィンの関係ということですね。
高崎山自然動物園も今年で開園65年です。(2018年時点)
そういえば開園60年のときに誕生したサルに、カンレキという名前がついていました。
年齢を計算するときに便利そうですよね。
●高崎山の猿はピーナッツテストで序列がわかる!
高崎山の猿の縦社会は厳しいです。
私たち観光客の前で、スタッフの方がピーナッツテストを行ってくれました。
ピーナッツテストとは、数匹いる猿の中にピーナッツを一つ置きます。
結果、その場にいた序列がいちばん上の猿がそのピーナッツを取って食べるのですが、他の猿たちは微動だにしません。
ちゃんとその猿がピーナッツを取るのをわかっているんです。
これで序列を確認することもできるということです。
このピーナッツテスト、人間でやったらどうなるんでしょうね?
まず、日本人は「どうそどうそ」で、誰も食べずに残っているんでしょうね。
これがいわゆる『遠慮のかたまり』と言われるものでしょうか?
国別でこのピーナッツテストをやると、おもしろいかも?と、頭の中で想像していました。
タイトルは『国民性を知る!ピーナッツテスト』でどうでしょう?
話がそれましたが、そうなると序列が下の猿や、小猿は食べれなくなります。
それを防ぐために一カ所にエサを置くのではなく、全体にばらまくという感じでした。
それに猿はとても視力が良いらしく5.0あります。エサに使っている小麦を簡単に見つけて頬袋につめつめしています。
隅から隅まで、小麦を探している姿がとてもかわいかったですよ。
●シャーロットちゃんはおめめが大きい美猿!
シャーロットちゃんの名前は、2015年に初の赤ちゃんザルが誕生したということで一般公募しました。
そしてそのときに、ちょっとした騒動があったことも記憶に新しいと思います。
恒例の高崎山赤ちゃん猿の名前募集によって、同年誕生した英国のシャーロット王女の名前を頂き決定しました。
が、しかし日本国内で苦情や意見が殺到する騒ぎとなりました。
「英国王室に対して失礼だ!」
という旨の内容です。
そのとき電話・メールは苦情や意見の嵐、HPはアクセスできない状態。
このことも高崎山おさる資料館にて書いてありました。
しかし、英国王室の対応はスマートでした。
「動物園の自由」
そのおかげでシャーロットちゃんは、無事にシャーロットちゃんに落ち着いたわけです。
そんなシャーロットちゃんですが、2015年5月6日生まれということでもう3歳になったんですね。
「おめでとう、シャーロットちゃん」
おめめが大きくて美猿ということで、展示していた写真で確認してきました。
というのが、今回私が行ったときはB群が来ていたのです。
残念ながらシャーロットちゃんはC群なので会うことはできませんでした。
現在、高崎山自然動物園の猿はB群642匹、C群588匹の合計1230匹です(2018年5月時点)。
(※A群は消滅しています。このことはベンツの記事にて詳細を書きます。)
決して、B群とC群が一緒に猿寄せ場に現れることはないのです。
これが高崎山の猿社会のルールのひとつなのです。
●高崎山自然動物園のしあわせジンクス!猿の股くぐり!
高崎山自然動物園にはしあわせジンクスというのがあります。
そのひとつである、猿の股くぐりというのを体験したのでご紹介しますね。
猿寄せ場にエサをまくと、猿たちがいっせいに集まってきます。
もちろん観光客たちもたくさんいますので、その間をくぐっていくわけです。
そのときに脚を広げて立っておきます。
つまり仁王立ち状態ですね。
すると猿たちが来るわ来るわで、もうドキドキで変な緊張感がありました。
すると1匹の猿が私の脚の間を、スルっと通ってくれたんですよ。
嬉しくて嬉しくて一日中ニコニコしてました。
通ってくれる猿が多ければ多いほど幸せになれるらしいのですが、もう1匹で満足です。
これまでいちばん多かった人で、17匹という人がいらっしゃったらしいです。
かなり幸せになったでしょうね。
でも一日中ニコニコしていたことが、幸せの一歩ですよね。
●高崎山の赤ちゃん猿の名前募集の応募箱
料金所に、その年の最初の赤ちゃん猿に付ける名前募集の応募箱が設置してました。
高崎山の猿は4月から夏にかけて赤ちゃん猿を出産します。
とうことは早く応募しないと!ということで、私も応募箱に入れてきました。
その年に話題になった事などから考えるということで、シャーロットちゃんがいい例ですよね。
私はもちろん、あの方の名前を書いてきました。
ほらあの人!そう平昌オリンピックの金メダリストのあの人ですよ!
ということで、答え合わせは別記事で!ちょっともったいぶってみます。
でも今回はGW中ということで、かなりの人でした。
仕方ないことですけどね。
高崎山の猿たちも驚いたんじゃないでしょうか?いや、慣れてるかな!?
でも次回は、普通の日で平日に行ってみたいと思います。
私は背が低いので、人と人との間から顔を出して見たり、背伸びをしてみたりと苦労しました。
出来れば今度は、もっと至近距離から猿がエサを食べてたり、遊具で遊ぶのを見たかったです。
またまた、猿ネタの記事が増える予感…。