先日、東京土産の『鳩サブレ』を頂きました。
お
おぉ、久しぶりに頂いた!
と、大喜びしました。
最近ではお土産の種類が増えて、東京と言えば
東京バナナ
ごまたまご
福岡だったら
一昔前の定番は
博多の女
ひよこ
最近では
めんべえ
博多とおりもん
熊本だったら
黒棒
誉の陣太鼓
武者返し
等々、各地域のお土産をよく頂いています。
みんなそれぞれおいしいです。
あっ!
でも、鳩サブレは本当に東京のお土産なの?
鳩サブレのパッケージに神奈川県鎌倉市と書いてある…。
そこで今回の記事では、鳩サブレはどこのお土産?会社は?
そして鳩サブレの誕生のきっかけや、ビスケットとサブレの違いについて調べていきます。
鳩サブレを東京で買った人も
鳩サブレを神奈川で買った人も
最後までお読みいただくと嬉しいです。
目次
●鳩サブレはどこのお土産?
鳩サブレといえば、私のような地方の人間は
『鳩サブレは東京のお土産』
という認識でいます。
そこで、本当に鳩サブレは東京のお土産なのか?
そんな疑問が出てきました。
早速、鳩サブレはどこのお土産なのかを調べてみることにしました。
鳩サブレの直営店を調べてみると、本店を含みすべて神奈川県にありました。
鎌倉市が5店舗(本店含む)、伊豆市に1店舗の計6店舗。
どうやら鳩サブレは神奈川土産と言えますね。
それではなぜ、鳩サブレは東京土産と言われるのでしょうか?
鳩サブレの販売店も調べてみました。
鳩サブレ販売店
(神奈川県内)12店舗
(東京都内)16店舗
なるほど!
これで見えてきました。
鳩サブレは神奈川のお土産ですが、東京都内にも販売している店舗があり、東京のお土産とも言える。
私はこのように解釈しました。
結局、買ったところですもんね。
以上が、鳩サブレはどこのお土産?についてでした。
豊島屋公式サイトより
https://www.hato.co.jp/shop/index.html
●鳩サブレの会社は?
鳩サブレの会社はどこなのでしょうか?
鳩サブレの会社を調べてみました。
鳩サブレの会社
豊島屋(としまや)本店
神奈川県鎌倉市小町にあります。
営業時間・・・9:00~19:00
定休日・・・水曜不定期休
そして鳩サブレの会社(本店)と同じく、鎌倉市小町にある扉店は1階に売店、2階にはカフェ、3階にはパーラーがあります。
尚、カフェとパーラーの営業時間は17:30までとなっています(売店は19:00)。
つまり鳩サブレの会社、豊島屋の商品は鳩サブレだけではないのです。
これは鎌倉に行ってみたくなりました。
そしてもう2つ!
扉店ではパンも焼いているのです!
1階でも販売していますし、2階のカフェと3階のパーラーでも頂くことができます。
置石店1階ではソフトクリームのテイクアウトや、ケーキやエクレアが販売されています。
同じく2階では、1階で販売されているケーキを食べることができます。
ソフトクリームって、ついつい買っちゃうんですよね。
鳩サブレの会社って…。
何て幅広いのでしょうか?
鳩サブレを始め、ソフトクリームやケーキ、和菓子やしる粉、そしてパンまでも作っている!
かなり驚きです!
鳩サブレの会社(豊島屋)は、常に努力を重ねて精進している会社だと思います。
ますます行ってみたくなりました。
あっ、扉店の定休日は火曜日、置石店は水曜日となっていますので、残念なことにならないようにしましょう。
以上が、鳩サブレの会社はどこ?についてでした。
豊島屋(扉店)公式サイトより
www.hato.co.jp/tobira/index.html
豊島屋(置石店)公式サイトより
https://www.hato.co.jp/okiishi/
●鳩サブレ誕生のきっかけは?
豊島屋の初代店主(久保田久次郎さん)が、来店した異人(どこの国の方かは不明)さんからもらったビスケットがきっかけとなります。
それは掌に近いくらいの大きな楕円形をしていて、ジャンヌ・ダルクが馬に乗り槍をかざしている絵柄が刻まれていました。
初代店主(久保田久次郎さん)は、これなら日本の子供たちにも喜ばれると思い研究を始めたのです。
開発当初は、バターが使われていることがわからず大変苦労したのですが、バター自体もなかなか手に入らない物でした。
そのバターが、横浜の異人館で入手できると知った初代店主(久保田久次郎さん)は、早速買いに行き、毎日のように試作品作りに没頭したのです。
なんとか納得の物が仕上がった頃、欧州航路から帰ってきた友人に試食してもらったのです。
これはフランスで食べたサブレ―という菓子に似てる!
このとき初めてサブレ―というものを知ったのでした。
しかし初代店主(久保田久次郎さん)の頭の中では、
サブレ―(三郎)
だったのです。
そして当初、この試作品は鳩の形ではなく、丸い抜き形でつくったものでした。
元来、初代店主(久保田久次郎さん)は鶴岡八幡宮を崇敬していたので、境内にいる鳩をモチーフに何か作ろうと考えていたのです。
それが『鳩サブレー』(鳩三郎)の誕生だったのです。
しかしこの『鳩サブレ―』が馴染むまでは実に10年かかり、少しづつ知られるようになったのです。
これはバターというものが、当時の日本人には異質の味だったからです。
日本人の閉鎖的なところも要因だったかもしれませんね。
以前、ぬれ煎餅の記事を書いたことがあったのですが、このときも
「しっけてる」
等と、固い煎餅に慣れ親しんだ日本人に浸透するまで、時間が掛かったとのことでした。
新しい物を作っていくというのは、大変なエネルギーがいることがよくわかります。
『鳩サブレ』は、地方に住む私にとってはお土産としてよく頂くものです。
しかしこのような背景があるとは思ってもいませんでした。
こんな物語を知った後に食べる『鳩サブレー』(鳩三郎)の味は、なぜかちょっぴり塩味でした。
以上が、鳩サブレ誕生のきっかけは?についてでした。
鳩のつぶやきより(鳩サブレ同梱資料)
●ビスケットとサブレの違いは?
前項のお話で、異人さんから頂いたビスケットから、サブレになったわけですが、ビスケットとサブレの違いが気になりだしました。
ビスケットとサブレの違いについて調べてみました。
ビスケットの特徴
・サブレやクッキーに比べると固い
・日本では”糖分と脂肪分が全体の40%未満”
・イギリスではクッキーという言葉がないため、焼き菓子全体をビスケットと呼ぶ
サブレの特徴
・クッキーやビスケットには小麦粉が多く使われているが、サブレにはショートニングやバターが使われている
・ベーキングパウダーが使われていないので、食感がサクッと軽い
・フランスではクッキーやビスケットというお菓子はなく、焼き菓子全体をサブレと呼ぶ
なるほど!
確かにサブレという言葉は、欧州航路から帰国した友人が
フランスで食べたお菓子に似ている!と発した言葉からでした。
ちなみにアメリカでは、焼き菓子を総称してクッキーと呼びます。
日本では、糖分と脂肪分が全体の40%以上をクッキーと言います。
だから、イギリスでサブレやクッキーと言っても通じない。
そしてフランスでクッキーやビスケットと言っても通じない。
国によっても、呼び方の違いがあるということがわかりました。
そういうことですね。
これからお菓子を買うときには、裏面に書いてあるところをガン見しそうです。
でもビスケット、サブレ、クッキーの違いを知っていて損はないですよね。
以上が、ビスケットとサブレの違いについてでした。
ヨックモック公式サイトより
https://www.yokumoku.jp/yokumoku/cms/preview.php?pre_no=249
●紅茶とビスケット
以前、知人が
おやつには紅茶とビスケットを頂く
と言っていたのを思い出しました。
そのとき、クッキーじゃなくてビスケットなのか?
と思ったのです。
今思うと、知人のおやつはイギリス式だったのですね。
私もクッキーと思ったところをみると、日本ではクッキーがいちばん浸透しているのかもしれないです。
手作りにしても、あまりビスケットを焼くとは言わないですからね。
ましてやサブレを焼くとも…。
まあ私は、おかずにならない物は作らない人なので、知識が浅いだけかもしれません。
それにしても鳩サブレは、この軽い食感がいいな、と思いました。
鳩サブレって、結構大きいです。
それを1枚食べきれるのは、このサクっと軽い食感だからこそだと感じました。
これは初代店主(久保田久次郎さん)の緻密な計算だと思います。
明治、大正、昭和、平成
そして新しい元号に受け継いでいく鳩サブレー
そのうち世界に羽ばたいて、平和の種をばらまいていくんじゃないですか?
久保田久次郎さん、鳩サブレ―(鳩三郎)をありがとう!