季節の変わり目には、土用の日という約18日間の期間があります。
季節の変わり目ということは春夏秋冬あるということで、4回あるのです。
そしてもちろん、土用の入りという日も4回あるのです。
土用と言えば、いちばん私たちにも商業的にも浸透しているのが、夏の土用の丑の日にうなぎを食べるというものですね。
土用の日が18日間の中で丑の日は、十二支の丑の日のことを言います。
十二支が12ということは、18日間の中に1回か2回ということになります。
2回ある場合は、一の丑、二の丑と言います。
それでは2018年土用の日、春夏秋冬それぞれの入の日やその期間、土いじりがいけないと言われている理由を調べていきます。
そして夏の土用の丑の日に、うなぎ以外の『う』のつくものを食べるという説についても、個人的に気になるので調べていきます。
うどんが思いついた人も、うめぼしが思いついた人も、最後までお読みいただくと嬉しいです。
目次
●2018年土用の日春夏秋冬それぞれの入りと期間は?
それでは2018年春夏秋冬、それぞれの土用の日の入りと期間を調べていきます。
土用 | 入りと明け・期間 |
春の土用 | 4月17日(火)入り~5月4日(金)明け |
夏の土用 | 7月20日(土)入り~8月6日(月)明け |
秋の土用 | 10月20日(土)入り~11月6日(火)明け |
冬の土用 | 1月17日(水)入り~2月3日(土)明け |
以上が2018年春夏秋冬それぞれの土用の日の入りと期間となりますが、もちろん毎年変わってきます。
考え方としては、それぞれ立春(2月4日頃)立夏(5月6日頃)立秋(8月7日頃)立冬(11月7日頃)の前日が、土用の日の明けの日となります。
土用についてのWikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/土用
●土用の日は土いじりがダメなのはなぜ?
土用の日に土いじりをしてはいけないと言われています。
それは一体なぜなのでしょうか?
土用の土という字と、土いじりが関係あるのでしょうか?
土いじりがダメな以外に、土用の日の禁止事項があるのでしょうか?
土の中には土公神(どこうじん)という土の神様がいます。
土用の日には土の中にいるとされて、その土用の日に土いじり、つまり土を掘り起こされる行為を嫌がるからとされています。
ガーデニングや草むしり等も土いじりにあたりますね。
その他の土用の日の禁止事項は、引っ越しや結婚、旅行、就職、転職等があります。
ひとまとめにすると、新しいことを始めてはいけない、旅行など方角に関することもいけないということです。
これは土用の日を頭に入れて、スケジュールを作らないといけないですね。
しかし土用の日には間日(まび)という日があり、この日には土公神は土の中にはいないので、この日にガーデニングや旅行等するといいですね。
以下が、2018年春夏秋冬それぞれ土用の間日となります。
春の土用の間日 4月19日(巳)4月20日(午)4月23日(酉)5月1日(巳)5月2日(午)
夏の土用の間日 7月22日(卯)7月23日(辰)7月27日(申)8月3日(卯)8月4日(辰)
秋の土用の間日 10月20日(酉)10月22日(亥)10月30日(未)11月1日(酉)11月3日(亥)
冬の土用の間日 1月22日(寅)1月23日(卯)1月25日(巳)2月3日(寅)
これを見てわかるように、春の土用は巳・午・酉の日が間日、夏の土用は卯・辰・申の日が間日、秋の土用は酉・亥・未が間日、冬の土用の日は寅・卯・巳が間日となります。
土用の間日についてのWikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/土用の間日
●土用の丑の日にうなぎ以外を食べる?『う』のつく食べ物って?
とても気になる、土用の丑の日にうなぎ以外の『う』の食べ物を食べる説についてです。
夏の土用の丑の日にうなぎを食べるというのは、当たり前となっていますが、実はうなぎ以外の『う』のつく食べ物を食べるという説があるのです。
それでは土用の丑の日にうなぎ以外の『う』を食べる説について調べてみます。
うなぎ以外の『う』のつく食べ物とはなにか?
- うどん
- 梅干し
- 瓜
- 牛
- 馬
等が挙げられます。
どれも夏の疲労回復に良さそうな『う』ですよね。
私が風邪をひいて病院に行ったとき、医師から勧められる食事はうどんと言われます。
やはり消化が良く、エネルギーになりやすいからでしょうね。
以上が土用の日に食べる『う』のつく食べ物でした。
土用の丑の日についてのWikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/土用の丑の日
●知らなかった土用の日
正直言いますと、土用の日というのを詳しく知りませんでした。
唯一知ってるのは、夏の土用の丑の日にうなぎを食べることくらいでした。
今回調べてみて、春夏秋冬それぞれに土用の日があり、その中に夏の土用の丑の日があるということがなかなか衝撃でした。
土いじりがダメだとか引っ越し、旅行がダメだとか禁止事項も多いのもビックリです。
そこで思ったのは、土用の日が設けられてるのが季節の変わり目ということから、体調を崩しやすい時期でもあります。
きっとこれは昔の人の知恵で、体調を崩しやすい土用の日はいろいろなことをせず、身体を休めなさいということを知っていたのでしょうね。
現代では空調が整い、食べ物も溢れています。
きっと、別の意味で体調を崩しているのではないでしょうか?
いまいちど土用の日の意味を考えながら、季節感を身体で感じて生活してみると良いかもしれないですね。
そう言いながら、クーラーは外せないけどうなぎは食べたい現代人の私です。