私の住む地域では花祭りがあります。
花祭りって何?という話ですが、これは4月8日のお釈迦様の誕生日にお祝いをするという祭りです。
地区のおばさま達が数人で、色とりどりの花で飾り付けをします。
地区と言ってももっと細かに分かれてて、来年は私たちの当番です。
ということは、この花祭りの準備をしなくてはいけません。
一年後、覚えてる自信はありませんが…。
別名は灌仏会(かんぶつえ)等、いろいろと言い方があります。
正直言いますと、灌仏会が読めませんでした。
ですので、この話はなじみ深い花祭りで通します。
目次
●お釈迦様の誕生日は4月8日!?
お釈迦様の誕生日(4月8日)について書いていきます。
地域によっては。月遅れの5月8日の花祭りになるところもあるようです。
ただ、4月8日のお釈迦様の誕生日も「と言われている」ということなので、定かではないということです。
そしてお釈迦様の誕生日の4月8日についても、インド暦から中国暦に直した日となると、ますます頭の中が混乱してしまいますね。
少なくとも私の頭の中の話ですが。
とりあえず私にわかるのが、中国のお正月である春節が2月だということです。
花祭りが4月8日にしても5月8日にしても、いやどの日でもあっても、お釈迦様の誕生日をお祝いする気持ちは変わらないですからよし!としましょうか。
以上がお釈迦様の誕生日が4月8日についてでした。
釈迦についてのWikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/釈迦
●花祭りでお釈迦様に甘茶との関係は?
花祭りではお釈迦様に甘茶をかけます。
まず甘茶についてですが、これはアマチャの葉を乾燥させ煎じて飲むお茶ですが、甘くておいしいですよ。
ちなみにアマチャヅルのお茶とは別物です。アマチャはアサガオ科、アマチャヅルはウリ科になります。
アマチャヅル茶も甘いお茶ですけどね。
それでは花祭りでなぜ?お釈迦様の像に甘茶をかけるのでしょうか?
お釈迦様は王子として生まれました。そのお釈迦様ですが、生まれてすぐに発した言葉があります。
「天上天下唯我独尊」(てんじょうてんげゆいがどくそん)
要するに、「私たちは各々、尊い命を持って生まれた」と、私は解釈しました。
そして生まれた時に甘露の雨が降り、それでお釈迦様は産湯に使ったという伝説があります。
この甘露の雨は9つの竜が降らせたとなってますが、生まれた時に甘露の雨が降ったというより、お釈迦様の産湯のために9つの竜が甘露の雨を降らしたといった方が、私的には合っていると思います。
つまり花祭りでは、甘茶をこの甘露の雨に見立ててお釈迦様にかけるという、お祝いをするのですね。
またお釈迦様が生まれたルンビニー園は、数々の美しい花が咲いていました。
それにちなんで花祭りでは、いろいろな花を飾るのですね。
私も地元の花まつりのときお釈迦様のお堂を見ましたが、きれいな花で飾り付けがされていました。
おばさまたちが、がんばって花を飾っていましたからね。
それに花祭りの時は、私もお釈迦様に甘茶をかけてきました。
何かご利益があるといいな~。
現代では、美容のためにお風呂に入れたりするといいと言われています。
2019年も、花祭りでお釈迦様に甘茶をかけてお祝いをしたいと思っています。
灌仏会(花祭り)についてのWikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/灌仏会
●甘茶の期待される効果や効能は?美容効果にも一役買ってるの!?
甘茶は身体に良いと言われてるお茶ですが、どんな効果や効能が期待できるかを書いてみます。
⦁ 甘味料として使える
⦁ 心の安定
⦁ 抗アレルギー効果
⦁ 美容効果
以上のことが、甘茶の効果や効能が期待できるとのことです。
甘味料についてはあまり砂糖を取りたくない場合、砂糖の代用として利用できるというころですね。
これはダイエットに一役買いそうですね。
それとサポニン効果で、心の安定を図るというわけです。
そして甘茶は、アトピーにも効果や効能が期待されるということや、美容のためにお風呂に入れたりと、とても多様に利用されています。
ただ気を付けなければならないことは、甘茶を煮出す際には煮出し過ぎないこと。つまり濃くしないことです。
濃くなくても飲み過ぎないことです。
私の経験上、特に空腹のときは飲み過ぎは避けます。
これは他のお茶でも同じく、私の場合は空腹時はちょっと気分が悪くなってしまいます。
甘茶を飲めば飲むほど効果・効能が期待できるわけではないということですね。
自然のものとはいえ濃過ぎる甘茶は稀に、悪心や嘔吐の原因になると言われてるので注意が必要です。
以上が甘茶の期待できる効果・効能ですが、あくまでもサポート的に甘茶を利用するのがいいと思います。
●甘茶はムカデ退治や虫除けに使える!?
先に書いたおばさまたちに聞くと、昔は甘茶を家の周りにまいてムカデ退治や虫除けに使ったということです。
確認のために調べてみると、事実はともあれ昔から甘茶はムカデ退治、虫除けに使われていたようですね。
おばさまたちの話の続きですが、雨が降ると流れるし気休めとも仰ってました。
でも甘茶の味なんですが、甘いと言ってもどこかスースーする感じがします。ハーブティーっぽいと言ったらいいでしょうか?
ムカデを始め、虫はハーブを嫌うと言いますので、あながち違うとも言えないと思います。
実際、ムカデ退治や虫除けにハーブを植えてる家もあるようです。
うちは家の周りに猫たちがいるので、ハーブを植えることも甘茶をまくこともできません。
そうハーブは動物たちにも危険と言われているので、念には念を入れて甘茶をまくことも自粛します。
せっかくのムカデ退治や虫除けの方法が見つかったと思ったのですが、仕方ないですね。
とにかく暑くなってくると、うちはムカデを筆頭にいろいろな虫が登場します。
そのうち甘茶以外のムカデ退治、虫除けを考えたいと思います。
甘茶についてのWikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/甘茶
●天上天下唯我独尊の意味を考えながら心して甘茶を頂く
私の住む所の花祭りでは、大量の甘茶を作ります。
そしてこの大量の甘茶は訪れた人々に分けて持って帰ってもらいます。
うちも毎年2リットルのペットボトル3~5本は貰ってくるでしょうか。
気付いたら無くなっています。
でも今年は「天上天下唯我独尊」の意味を考えながら、心して飲みたいと思っています。
なぜか頭の中では『世界で一つだけの花』が流れっぱなしです。
「天上天下唯我独尊」=『世界で一つだけの花』
私が考える「天上天下唯我独尊」の意味はこうなんです。
こう思うのは私だけでしょうか?